自閉症スペクトラムの仕事
自閉症スペクトラムをオープンにして就労する支援について、下記の方法をまとめました。ご意見頂けるとうれしいです。
自閉症スペクトラムの中で空気が読めず、記憶力があり、体力がある人向けのガイドです。
発達障害者の就労に向けて
そろそろ頭が整理できてきたので、まとめます。
↓ タイミングが良ければ、ここで症状が重い人には仕事が紹介されることがあります。
WAISへの理解
感覚過敏などは分からないけれども、ご自身の傾向はわかると思います。
私の場合、ワーキングメモリ、処理速度が極端に低く、聴覚指示が苦手だったり、恐ろしいほど、不器用なことが分かりました。
↓
GATB
職業情報・就職支援ツールで一般職業適性検査ができます。上野地域障害者職業センターで受講可能です
↓
上野の障害者職業訓練で受講し、自己理解を深める。このときに自分がどんな支援を受けたら、仕事ができそうかを考える。PSが100以上ある人は簡単にクリアできることが多いです。
↓
ハローワークの障害者向け求人票の見方
2.職種
経験したことのある仕事か確認
3.年齢
年齢が合致するか確認してました
まあ、ハローワークには多少オーバーしてても、応募しろと言われますけどね
4.就業場所
通勤できる圏内かGoogle MAPで確認していました。
5.募集人数
5名以上が面接通りやすかったです。
7.仕事の内容
ジョブコーチと相談しながら、できそうな仕事かどうかを判断しました。
12.給料
暮らしていけるかを確認してました。
15.選考
障害者ミニ面接会を中心に応募しました。
その方が丁寧にみてもらえました。
17.求人条件に関わる特記
車椅子OKなど書いてある場合は身体の障害者の方を取りたいアピールだと思います。
書いてあるところはたいてい身体の人が通ったとジョブコーチから聞いたことがあります。
発達障害者が仕事(就労時)に活用できる就労支援
まずは就労準備その後に面接活動になると思います。
各フェーズで活用した就労支援について列記いたします。
1.職業訓練に関しては下記のところがあげられます。
リクルートアビリティスタッフィング 就業可能な障がい者向け求人・就職支援サイト
東京障害者職業センター(上野、立川)、
(小平)にもGATBや発達障害者向けの訓練が丁度良かったという感想も多いです。しかし、参加した人がいなかったため、
詳細情報がありません。なので、参加した人の情報募集します。
参考資料:広汎性発達障害者の雇用支援
2.訓練が終わったら職業紹介
まずはハローワークや民間職業紹介会社に登録すると思います。ハローワークでは下記のようなミニ面接会がお勧めです。人数少ないので、通りやすいと聞いております。
ハローワークのミニ障害者面接会日程(神奈川)
東京のハローワークには年4回ほど大規模面接会が開催されます。 また、上記の東京の説明会に参加する人にはこんなアドバイスをしています。 また、ハローワークだけではなく、民間の職業紹介会社 下記の3つが実績をあげつつあります。
発達障害のキャリアアドバイザー
DODA challenge
ジョイコンサルティング
3.その他
各市区町村にある障害者就労支援機関にもご相談ください。特にJOBコーチは役に立つ可能性が高いです。
残念な私はJOBコーチに震災の愚痴や仕事の愚痴をして平常心を保っています。JOBコーチの本来の意図と違いますが。。。(^^;
参考資料:
4.地元の発達障害支援センターに仕事の相談をしてみてください。
支援センター次第で、次のアクションを決めましょう。症状が重い方はお仕事を紹介していただけることがあります。
5.地元の障害者就労センターに相談しましょう
残念ながら発達障害支援センターで仕事を紹介してもらえなかった人は
障害者就労センターには就労後もいろいろお世話になると思いますので、
いろいろ相談にのってもらい、ご自身の特性を知ってもらいましょう。
6.ハローワークの障害者面接会に参加しましょう
後は自分の得意分野を確認しながら、支援者と共に就職先を見つけましょう。
後はこちらも参照してみてください
東京都障害者就職面接会での発達障害者 就職先の分析
契約社員として、就労するためには過去の募集傾向から検討することも重要です。
東京都障害者就職面接会で応募しやすいところ
・外資(英語力があること前提であることが多い)
・5名以上、過去何度も募集している会社
・特例子会社
見つけた会社が応募しやすいところなら、是非応募しましょう。そうでない場合でもJOBコーチと相談して決めましょう
東京都障害者就職面接会では8社まわれればいいほうです(私は7社しかまわれませんでした。)ので、会社の回れる数を考えながら、会社を選びましょう!!!
自閉症スペクトラム障害者への仕事支援
1.ジョブシャドウウィング
実際に仕事をせず、周りの人の仕事を観察します。また、観察してもわからない部分は支援者や現場の方に意味を説明していただきます。これにより、マルチタスクが苦手な当事者は仕事の流れを理解したうえで、仕事に望めるようになります。
2.仕事場の意味づけ解除
仕事場で発生したトラブル、失敗事例を支援者に相談します。相談してくる過程で見えてくるものや支援者が違う見方を教えてくれることもあります。認知の歪みで、間違った捉え方を修正します。
3.日常のタスク整理
電話など苦手なことはシュミレーションを繰り返しましょう。
電話を例に取れば、シングルタスクになるようにしましょう。
まず、折り返し電話するパターンを身につけましょう。まずは必要最低限のラインをクリアします。
次に復唱しながら、会話することでメモをとります。
4.その他
とにかく日常生活と就労で生活がままならない当事者が多いです。日常生活を支援していただくことで、日常生活や就労が回る人も多いです。
障害者雇用枠の給料って?いくらぐらい?
障害者雇用枠の給料ってどのくらいでしょうか?いくら調べても調査できませんでした。
人それぞれですよね?ここからは私の感触、感想になってしまうのです。
ハローワークの求人票をみると、年収50万~300万ぐらいの求人が多いのではないでしょうか?
もちろん働きながらその後、正社員になったりで、給料を上げている人はいるでしょう。
なので、障害年金や公的サービス(都営住宅で家賃免除など)を活用してくらしている人が多いのではないでしょうか?
障害者雇用でのメリット、デメリット
メリット、デメリットは本人次第なので、下記の内容と異なることも多いです。
メリット
苦手部分を告知して、避けるや支援して頂くこと、もしくは相手に我慢して頂くなどができます。
社会参加できる。
気が楽(障害者と告知しているので、多少迷惑かけても気が楽です)
デメリット
給料が安い
待遇面で、休暇などが少ない
慣れてくると、正社員と同じ作業、責任を任される人もいる。その一方でいつまでもキャリアアップできない状態が続く人もいます。
障害者差別解消法が今後どのような影響をもたらすかを注目しています。
障害者のスキルアップ
障害者枠で働いていますと、スキルアップもままなりません。スキルを向上したいと思っても受けられる講習が会社にないということもあります。
特に事務系の仕事についた方はEXCELやWORDをもっと勉強しておけばよかったという方も多いでしょう。
東京都キャリアアップ講習というものが東京都にはあります。各都道府県にも似たものがありますので、各施設でご確認ください。
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/school/carr_up/index.html
毎月1日から10日まで募集しているのですが、機械、電気・電子、経理・経営・事務、情報、アパレル、障害のある方向け科目、建築・設備、印刷・広告、創業後間もない方のための講習、介護、その他、高年齢者向け科目などさまざまな項目があります。
IT関連も多少技術遅れの部分もありますが、障害者手帳を提示することで費用はテキスト代だけとなります。
無償は大きいのではないでしょうか?
障害者枠でEXCELやWORDなどのスキルアップを図りたい方やイラストレーターをスキルアップを図りたい方など自分のスキルアップに関係する項目を探してみてください。
年末調整の仕方(手帳を持っている人)
年末調整に必要な添付書類は以下のものです。
・扶養控除等申告書
・保険料控除申告書
・障害者手帳コピー
必要事項記載のうえ一緒に会社に提出する必要があります。
それ以外にも下記の証明書が必要になる人もいます。
該当する方は追加してください。
(1)生命保険料、個人年金保険控除証明書
生保会社、郵便局等より葉書等で郵送されたものを添付します
(2)地震保険料控除証明書
損保会社等より葉書等で郵送されたものを添付します
(3)国民年金保険料控除証明書
就労前に国民年金を支払った場合、社会保険庁より郵送されたものを添付します
(4)住宅借入金等特別控除申告書
家を買った人用です。詳細はググってください
(5)住宅取得資金借入金年末残高等証明書
家を買った人用です。詳細はググってください
(6)前勤務先の源泉徴収票
その年に転職した場合必要です。詳細はググってください
(7)小規模企業共済等掛金控除証明書
ごめんなさい。良く分からないのですが、会社で入っている場合、勝手に送付されます
なお国民健康保険料、給与から天引きされている生命保険料、地震保険料
については証明書類を添付する必要はありません。
“発達障害者が仕事(就労時)に活用できる就労支援” への1件のコメント
ビスタ より:
2014年6月11日 7:46 PM (編集)
カイエンについて情報提供。
ここは、かなり対人関係が苦手な人にむいていると思います。
内容は、模擬職場で仮の上司にホウレンソウの練習。
IT訓練となっていますが、実際は触り程度でした。
うつ状態から復帰して、いきなり会社勤めが不安という人にも良い肩慣らしになるかもしれません。
ちなみに、訓練は結構厳しいと評判です。
職業紹介もやっていますが、こちらはあまり期待しない方が良いです。
特例子会社のコンサルをやっており、そこを紹介するなどの話が出ますが、実際行ける人は一部。
自閉が重たい人もしくはIT系の経験がない人はほとんど紹介がきません。
合う合わないがはっきり分かれる会社なので、慎重に検討されるのが吉かと思います