不安解消の方法

不安の発生要素

WISCの算数、数唱、符号、記号探しの値がひとつでも低いと不安が発生してしまい、発生した不安を抱え込む発達障害当事者が多いです。

臨床心理士のWAISプロフィール分析です。WAISプロフィール分析は臨床心理士の人たちがみてきた人たちのよくある例としても知られています。

たぶんワーキングメモリが小さいことで、状況分析が苦手だったり、周りからの状況把握が苦手なことで、先を見通すことができなくなっていると思われます。
その結果、先を見通せる力がないと、将来が見えにくくなり、不安を感じることが増えます。

もちろん見通せるパターンを作れたら、かなり不安は軽減します。しかし、パターンとおりにいくことばかりではありません。不安は発達障害当事者以外でも発生しやすいものです。

算数、数唱で短期記憶が弱いから推論が弱いのではないか?なので周りの状況をきちんと推測できない。そしてイレギュラーのことが起こる。何回もそういうことが起こるから不安が強くなったのではないかと推測します。

符号、記号探しが弱いと相手の表情を読めない人、周囲への観察力が多い、表情を読めないから字義以外の意味がわからないと思っている。周りの情報を取得できず、周りで起こっていることを把握しにくい。これも結果イレギュラーのことが起こり、不安を増大させることがある。

もし悩んでいましたら、次の項目をお読みください。

発生してしまった不安への解消法

ワーキングメモリーが弱い(算数、数唱)はマインドマップやメモリツリーを使って、頭のなかで考えていることを俯瞰すると、状況を推測出来る人は増えます。

観察力が弱い(符号、記号探し)のは現在対策はないと思っています。今年末に発売されるHOLOLENSで外部刺激に気がつくようなアプリを作れたらいいんじゃないかと思うけど、どういうのがいいのかわからない~、たぶん顔の表情かな? こちらはWRAPで対応している私です。

ちなみに私はまさにこれに当てはまります。
WRAPで不安をうまく解消できることが増えています。
まさに元気に役立つ道具箱です。自分が元気になる道具をいくつも持ち、自分の不安を解消しましょう。

SSTはパターンを作りやすくし、不安の発生を起こしにくくします。

当事者研究はどういうときに不安が発生しやすいのか?ほかの当事者はどういう工夫をしているかがわかりやすくなります。

CBTは支援者と共にどんなときに自分が不安が発生しやすい状況になるか、対応方法も考えていきます。

WRAPよりSST,CBT、当事者研究のほうが効く当事者もいます。ご自身に合う方法を探してみてください。

私はWRAPを押しています。私にはWRAPが、いや元気に役立つ道具箱があっていました~

月1回中野のほうでWRAPを開催しています。ご興味ある方はご参加ください。

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