WRAPの「価値と倫理」の解釈例

WRAPの「価値と倫理(モラル)」の一覧は、WRAP-JP公式サイトのページに公開されていますので、参加者と一緒に見てもまったく問題ありません。それを一つひとつ、原文のままの表現を大切にしながら、やさしい言葉での解説を加えてご紹介しますね。


🍀 WRAPの「価値と倫理」一覧とその意味

このリストは、WRAPの場が安心・安全で、元気につながる学びの場になるための、大切な姿勢やふるまいをまとめたものです。


🌱1. 参加者を尊敬する。

原文: 参加者を尊敬する。

🔍 解説:
どんな背景を持っていても、その人がその場にいてくれること自体が尊いこと。参加者同士も、ファシリテーターも、互いを見下したり判断したりせず、「ここにいるあなた」をそのまま大切にするということです。


🌼2. 参加者をありのままに、個性的で特別な人として認める。

原文: 参加者をありのままに、個性的で特別な人として認める。

🔍 解説:
「こうあるべき」ではなく、「あなたはあなたらしくていい」という姿勢です。どんな話し方でも、どんな表情でも、無理せずにいられるようにします。


🌟3. 誰にとってもリカバリーに際限はないのだということを常に伝える。

原文: 誰にとってもリカバリーに際限はないのだということを常に伝える。

🔍 解説:
「もうだめだ」と思っていても、希望の光は消えていません。年齢や症状に関係なく、「今からでもよくなれる」と伝えることを大切にします。


🌈4. 希望の感覚を大切にする。

原文: 希望の感覚を大切にする。

🔍 解説:
小さなことでも、「あ、これができた」「もしかしたら大丈夫かも」という気持ちがリカバリーへの一歩です。その芽を一緒に見つけて育てていく場です。


💬5. 人々の経験を受け止め、肯定する。

原文: 人々の経験を受け止め、肯定する。

🔍 解説:
「そんなこと思っちゃだめ」「それは間違ってる」とは言いません。その人が経験したこと、感じたことに「そうだったんだね」と寄り添います。


💖6. その人の尊厳を尊重し、慈しむ気持ち、敬意、無条件の尊敬をもって接する。

原文: その人の尊厳を尊重し、慈しむ気持ち、敬意、無条件の尊敬をもって接する。

🔍 解説:
目に見える部分だけで判断せず、その人の存在まるごとを大切にします。評価ではなく「ありのまま」で「いいよ」と伝える態度です。


🔍7. 最終的な回答ではなく、人々に選択の自由と選択肢を示す。

原文: 最終的な回答ではなく、人々に選択の自由と選択肢を示す。

🔍 解説:
「こうすればいい」と押しつけるのではなく、「こういうやり方もあるよ」と選べる道を示すことで、その人自身の選ぶ力を信じて応援します。


🧠8. 一人一人が自分に関する専門家(エキスパート)なのだという考えを支持する。

原文: 一人一人が自分に関する専門家(エキスパート)なのだという考えを支持する。

🔍 解説:
自分のことは、自分がいちばんよく知っている。その気持ちを大切にして、自分のリカバリーも、自分の手で進めていけるよう支えます。


🛡️ 安心できる場づくりのために

この価値と倫理は、ファシリテーターだけのものではありません。
参加者も一緒に、「こういう雰囲気の場にしたいね」と確認し合いながら、場を育てていきます。

💡特にWRAPのクラスでは、**「自分で決めること」「平等」「安心・安全」**が基本になっています。


💬 さいごにひとこと

この価値と倫理を「お題目」として並べるのではなく、やりとりの中に自然ににじみ出るものとして、参加者とともに大切にしていきたいですね。

参加者が最初に集まるときに、このページを一緒に見ながら「これってどう思う?」「ここ、ちょっと難しく感じるけどどう?」など話すのもおすすめです。

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