自分の権利擁護の一例
自分の権利を理解できること、自分の権利として、法律上どのような権利があるかなどを確認しながら、主張していきましょう。
自分の権利を理解できてから、相手の権利も理解し犯さないこと、そのうえで相手と対話を行い、自らの権利を主張しつつ、相手の権利を尊重し、お互いに納得できるポイントを探していきます。権利擁護とは自分の権利主張だけでなく、相手の権利を尊重した上で相手との対話からお互いのちょうどよい権利を確認し、行使していく作業になります。権利擁護で一番必要なのは相手との対話となります。
・自分のために権利擁護をする
人生の主導権をもち、主体的に学ぶことで、自分に必要だけれど、すぐには得られないものが見えてくるかも知れません。そこで諦めるのではなく、勇気と力を結集して、自分に必要なことを手に入れようとすることこそが大切です。それには人との交渉を要する場合もあるでしょう。
権利という概念は日本では馴染みにくいものかもしれません。権利擁護を、自分にとって大切なことを大切にすること言い換えることができるでしょうか。私たちは誰もが、人として当然の、基本的人権を保障されるに値します。まず、それを信じること。そして、自分の内なる声に気づき、声を発する勇気を持つことが大切です。
自分にとって必要なことが、家族や周りの人の要望とぶつかるとき、相手の要望に従って、黙って自分を抑えることがあるかも知れません。ですが、自分の感じていること、必要としていること、望むことを伝え合うことでこそ、お互いが相手のためになにができるかがわかり、お互いを大切にする関係を作っていけるのではないでしょうか。権利擁護という言葉から、一方的な権利主張を思い浮かべるかも知れませんが、ここで意味していることは、私たちが必要としていること(ときに、とても当たり前のこと)を、勇気をもって、冷静に、声にして伝え、それを手に入れるために人々と対話をはじめようということです。
HOME > WRAPの起源 > 元気に大切な5つのことより「自分のために権利擁護をする」を引用
権利擁護という言葉は難しいと考えています。アメリカからWRAPが伝わったこともあって、権利擁護が自己主張するということになっていないかと考えています。それは違うと私は思っています。これから書く内容で違うことが少しでも伝わればいいな。
診断直後に権利擁護をできる人は少ないかな。少なくても私は権利擁護できなかったです。私みたいな当事者が権利を主張していいのかという意識でした。周りに迷惑をかけてきた当事者より、世間に認められている医者や世間に適応してきた両親に判断してもらったほうが世間的にはうまくいくのではないかと考えていました。私が判断するから、周りに迷惑をかけ、発達障害だというレッテルを周囲からもらったんだと思っていた。
しばらくしてから、それなりに生活がまわりはじめたあたりから、自信(自尊心)ができてきたように感じます。そしたら、今度は権利擁護が自己主張になり、周りとの軋轢も増えました。
今は他人の権利、自分の権利、そして自分にとって重要なことは何かを考えながら、今はバランスが取れた周りに配慮のできる権利擁護になったと思います。
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