『ものの見方(世界観)』の旅に出よう!


こんにちは!ここでは、わたしたち一人ひとりが持っている、ユニークな「ものの見方(世界観)」について一緒に探検していく場だよ。どうして人と考え方や感じ方が違うんだろう? その答えのヒントが、ここにあるかもしれないね。


【まずはここから】わたしたちが見ている「世界」

(むずかしい言葉は使わずに、イメージでつかんでみよう)

  • みんな、自分だけの色めがねをかけているわたしたちはみんな、自分だけの特別な「色めがね」をかけて世界を見ている、って想像してみて。そのめがねの色は、育った環境や文化、これまで経験してきた嬉しいこと、悲しいこと全部で決まるんだ 。
  • 「正しいめがね」なんてないだから、誰かが見ている景色と、あなたが見ている景色が違って見えるのは当たり前。どっちのめがねが「正しい」とか「間違っている」とかじゃないんだ。みんな、自分のめがねを通して、自分だけの「真実」を見ているんだね 。
  • 自分のめがねに気づくことから始まるピアサポートでは、「自分はどんな色のめがねをかけているんだろう?」って、まず自分のことから知ろうとする。そして、「あの人はどんなめがねをかけているのかな?」って、相手の世界に興味を持つ。そこから、新しい関係が始まっていくんだ。

【もっと知りたい人へ】「どうしてそう思うようになったんだろう?」を探る旅

(「ものの見方(世界観)」が、わたしたちの関係や人生にどう影響しているか、一緒に深く探してみよう)

1. まずは自分の「めがね」から:自分を知るってどういうこと?

誰かのことを知る前に、まず一番はじめにすることは、自分の「ものの見方」を探ってみることなんだ 。

  • 「当たり前」を問い直してみる: 自分が「こうあるべきだ」「普通はこうだ」って思っていることって、いつ、どこで、どうやって学んだんだろう? 家族から? 学校で? 過去のつらい経験から?
  • 自分を責めない: これは自分を「ダメだ」とか「間違っている」と判断するためじゃないよ。「へえ、自分はこんな風に考える癖があるんだな」って、ただ優しく気づいてあげるだけでいいんだ。
2. そして相手の「めがね」へ:好奇心をもって聞いてみる

相手の話を聞くとき、わたしたちはつい自分のめがねで判断しちゃうことがある。「それは違うよ」って。でも、一歩立ち止まって、好奇心を持って聞いてみよう。

  • 「どうして?」と尋ねてみる: 「どうしてそう思うようになったの?」「そう感じるようになったきっかけって、何かあったの?」と尋ねることで、相手がこれまで歩んできた道のりや、見てきた景色を少しだけ見せてもらえるかもしれない 。
  • 決めつけないで、可能性を開く: 例えば、「他の人には聞こえない声が聞こえる」という経験も、ある文化では「病気の症状」と見られ、別の文化では「貴重な経験」と見なされることがある 。相手の「ものの見方」を尊重することで、わたしたち自身の世界も広がっていくんだ。
3. 「ものの見方」が、わたしたちの行動や結果をどう作っているか

わたしたちの「ものの見方」は、わたしたちの行動、そして人生の結果に深く関わっているんだ 9。こんな風に考えてみると、わかりやすいかもしれない。

  • ものの見方(どう思うか): 例えば、「わたしはか弱くて、助けが必要な人間だ」と思っているとする 。
  • 行動(どうするか): すると、新しいことに挑戦するのをためらったり、誰かに助けてもらうことを探したりするかもしれない 。
  • 手にするもの(どうなるか): その結果、周りの人も「この人は助けが必要なんだな」と思って接するようになり、「やっぱりわたしは一人じゃ何もできないんだ」という「ものの見方」がさらに強くなる 。

もし、「わたしは力があって、新しいことを試せる人間だ」という見方に変わったら、行動も、手にする結果も、きっと変わってくるよね 。

4. これが意図的なピアサポートでたいせつな理由

意図的なピアサポートは、この「ものの見方」に一緒に光をあてる作業なんだ。

  • 「決めつけ」から自由になる: 相手を病気のレンズで見るのではなく、その人の経験や人生の物語を通して理解しようとする 。
  • 新しい可能性を見つける: 「どうしてそう思うようになったんだろう?」と一緒に探ることで、今まで行き詰まっていたと感じていたことから抜け出す新しい道が、ふたりだからこそ見えてくることがあるんだ。

さいごに

「ものの見方(世界観)」を探る旅は、自分自身を知り、他者を深く尊重するための、終わりのない冒険みたいなものだね。

この旅には、「正解」はない。あるのは、お互いのユニークな世界を尊重し、好奇心を持ち続けることだけ。でも、一人じゃない。一緒に、お互いの世界を見せ合いながら、新しい景色を探しにいこうね。

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