この前のNHKをみて、発達障害についてかなり違和感を感じました。
僕の先輩から聞いた話とNHKが伝える発達障害とはかなり異なるからだ。
口伝で聞いてきたことをブログにアップすることで、参考になる人がいれば幸いです。
NHKのは発達障害=感覚過敏だったように思われます。
感覚過敏と感覚鈍磨を両方抱える当事者が多いにも関わらずだ。
監修していた当事者の方々も感覚過敏で苦しんでいる人たちだったのだろうと思われる。
話を戻して、私が当事者会に参加し始めた頃、先輩から聞かされたことは発達障害はインプット(五感)、脳の処理、アウトプット(話す、書くなど)のどこかに問題を抱えている。それゆえ周りの人からは見え方が異なり、症状の見え方でアスペルガー、ADHD,LD,ディスクレシア、吃音など異なる症状名がつけられる。
特に問題となるのは同じ症状名でも症状が異なるということ。
自分の障害がインプット、脳の処理、アウトプットのどこに問題を抱えているかを分析する必要が出てくる。そのとき、他の人の症状、とくに先輩の症状は参考になることもある。そういった過程の中で自分の困りごとを言語化し、自分で工夫するか?支援してもらう?あきらめるか?を考えながら、自分の人生をリデザインしていくということです。
感覚過敏、感覚鈍磨はそれらの自分の困りごとのほんの一部でしかない。確かに感覚過敏のために通勤電車にのれない人もいる。でも感覚過敏や感覚鈍磨がない当事者もいる。
私たちが今書いているのは先輩たちの口伝であり、学説はない、たぶん当事者のたわごとにしか感じられないだろう。
でもここには書かずにいられないほど、NHKの発達障害の映像は違和感しかなかった。
このまま1年間発達障害は感覚過敏というほんの一部にフォーカスを与え続けていくのだろうか?だとしたら、とても残念です。