就労を継続できなくなる当事者を多数見てきました。もちろん問題なく継続している当事者もいます。
そこの違いは何でしょうか?僕が聞けた範囲では不安でした。言葉にすると不安という2文字なんですが、
不安で就労を継続できなくなった当事者同士があっても話が合わないときがあります。どうして話が合わないかといいますと、不安の発生要素が違うんです。
同僚への不安、支援者への不安、出来事、イベントへの不安、将来への不安、社会的孤立感という不安だったりします。
不安というのは同じですけれども、一人ひとりの不安ポイントは異なりました。いや支援者の方から不安と思える症状は当事者にとっては何らかの不整合だったり、矛盾なのです。
そこで、自分の専門家は自分というスタンスのWRAPを取り入れ、自分の取り扱い、不整合や矛盾を解消し社会参加のために自分を調律する方法を提供できればいいなと思い、WRAP連続クラスを開始します。
最初は初めてと言うこともあり、すべてのテーマが終わるまで参加費100円といたします。2シーズン以降は500円にする予定です。
もちろん不安(不整合や矛盾)以外に継続が困難になる人もいます。
たとえば言葉の粒度が違う当事者もいます。私の言葉が大ざっぱすぎて、細かい部分が合わない当事者もいます。
そういうときは細かい当事者同士で話したりしますと、解決の糸口が見えることもあります。
感覚過敏の人もいます。他の当事者がどうしているかを聞きますと、楽になる人もいます。
WRAPで何か解決できるわけではないですが、自分の心のくせや自分の傾向をしることで、セルフモニタリングしやすくなると考えています。
WRAPクラスは当事者だけでなく、WRAPを学びたいすべての人に公開いたしますので、ご興味がある方はぜひご参加ください。