発達障害は百者百様で症状は人それぞれ、対応策も一つではないです。発達障害で改善できる部分は改善します。もちろん改善できない部分もあります。いや、改善というのは大げさかもしれません。障害なのですから、劇的に改善するなら、もうそれは障害ではない気もします。たまたま障害故に理解出来なかった部分が他の視点から理解できるようになり、できる領域が広がったのが正解かもしれません。
障害部分は改善ではなく、むしろ自分のできる部分をほんのちょっと変える、ピアノの調律に似ています。
国から提供されている発達障害の支援も取り入れながら、できることはすべて取り入れ、いろいろ工夫しながら、自分を自分のできる幅で自分を調律していきます。
自分を調律する方法はWRAPと既存の支援方法を組み合わせ、少しでも生活しやすく、社会と結びつく接点を維持できるようにしていきたいと考えております。
なぜWRAPを選択したのか、WRAPは精神疾患の人たちに作られた手法です。発達障害が取り上げられるようになったのはつい最近です。また、私達が交流してきた精神疾患の人たちは発達障害起因で2次障害になった人たちも多いです。その人たちがWRAPで自己コントロールできる範囲が広がっています。
また、WRAPは頭の中の構造化に役立ちます。掃除や整理整頓が構造化することでできるようになった当事者には適用しやすいのではないかと仮説しております。
発達障害を克服するわけでもなく、発達障害を受け入れながら、自分の生活を自分が生きやすいように調律しませんか?
WRAPについては少しづつアップしていきます。WRAPや支援策、社会制度などから自分調律の会をよろしくお願いいたします。
Advertisements