Taking Actionの動画が伝えてくれること
― 希望から始まるリカバリーの話 ―
この動画シリーズは、「Taking Action(テイキング・アクション)」という、心のリカバリーを支える学びの時間を記録したものです。
教える人と教えられる人が分かれている場ではなく、同じ目線に立った人たちが、語り合い、考え、気づいていく様子が映されています。
ここで大切にされているのは、「人は変われる」「よくなっていける」という希望です。
調子をくずした経験があっても、それで人生が決まってしまうわけではない。
自分の歩幅で、自分の道を選び直していける。
動画の根っこには、そんな確かな信頼があります。
正解を教える動画ではありません
この動画では、「こうしなければならない」という答えは示されません。
代わりに出てくるのは、問いです。
- 自分が元気でいられるとき、どんな一日を過ごしているだろう
- 調子が悪くなりはじめる前、どんな注意サインが出ているだろう
- つらくなったとき、何が助けになってきただろう
それらを、一人で抱えこまず、ほかの人の話を聞きながら、そっと見つめていきます。
誰かのやり方をまねる必要はありません。
「自分には自分のやり方がある」と気づくこと自体が、大きな力になります。
対等な関係の中で育つ力
動画に出てくるファシリテーターは、「先生」ではありません。
同じように悩み、迷い、工夫してきた一人の人として、その場にいます。
だからこそ、話すことも、話さないことも、どちらも大切にされます。
誰かの体験を評価したり、比べたりすることはありません。
重さの違う経験も、それぞれがその人の真実として尊ばれます。
この対等さが、安心を生み、「話してもいい」「考えてもいい」という空気を作っています。
リカバリーは生き方そのもの
Taking Actionが伝えているリカバリーは、「元に戻ること」ではありません。
つらさを通り抜けたあとに、自分なりの生き方を編み直していくことです。
毎日のくらしを整えること。
人とのつながりを見直すこと。
自分を責める代わりに、力に目を向けること。
そうした一つ一つの小さな行動が、リカバリーを形づくっていきます。
動画は、その過程を急がせず、置いていかず、静かに伴走してくれます。
最後に
この動画は、心がしんどいときだけのものではありません。
元気なときに見ることで、「自分を大切にする感覚」を確かめ直すこともできます。
もし今、立ち止まっていると感じていたら。
もし、これから先のことをゆっくり考えたいと思っていたら。
Taking Actionの動画は、そっと隣に腰を下ろし、一緒に考えてくれる存在になるはずです。
希望は、ここからまた育てていけます。
