こんにちは!ここでは、意図的なピアサポートで一番たいせつな「つながり」について、一緒に感じたり、考えたりする場だよ。疲れている時は短いことばで、もっと知りたい時は一緒に深く、自分のペースで進んでいこうね。
【まずはここから】「つながり」って、こんな感じ!
(短い時間でも概要がつかめるように、やさしい言葉とイラストでまとめてみよう)
- 「わかってくれてる!」って感じること 誰かと話していて、「ああ、この人はわたしのことをわかってくれてるな」って感じる、あたたかい瞬間。それが「つながり」の始まりかもしれないね。 ひとりじゃないんだって思える、ほっとする感じ。
- 「つながり」は、切れたり、また結んだり でも、いつもつながっているわけじゃないよね。なんだか話が通じないな、とか、心が離れちゃったな、と感じる時もある。 それは自然なこと。たいせつなのは、「あ、今ちょっと切れちゃったな」って気づいて、もう一度つながりなおす方法をあきらめずに探すことなんだ。
- 「つながり」は、ふたりで作るもの つながりは、どっちか一人ががんばるものじゃない。お互いが「この人との関係をたいせつにしたいな」って思いながら、言葉を交わしたり、一緒に時間を過ごしたりする中で生まれてくるものなんだ。
【もっと知りたい人へ】「つながり」を一緒に深めてみよう
(もっとじっくり考えたい、学びたい人のために、少し掘り下げてみるコーナーだよ)
1. つながってるって、どうしてわかるんだろう?
あなたにとって、「つながってる」と感じるのはどんな時かな?
わたしたちは、誰かとつながっている時、こんな風に感じているかもしれないね。
- 安心して話せる: 「こんなこと言ったら変に思われるかな?」なんて心配せずに、自分の気持ちを話せる。
- お互いを知ろうとしている: 相手がどんなことを感じて、どんな世界を見ているのか、知りたくなる。 そして、自分のことも知ってほしいと思える。
- 「決めつけ」がない: 「あの人はこうに違いない」と決めつけるのではなく、「どうしてそう感じるんだろう?」と、相手の世界に興味を持つ感じ。 つながりが切れている時、わたしたちは相手を決めつけ(判断)してしまっていることが多いかもしれないね。
2. もし、つながりが切れちゃったら?
人と関わる中で、気持ちがすれ違ったり、誤解が生まれたりするのは当たり前のこと。そんな時、「つながりが切れた」と感じるかもしれない。でも、それは「終わり」じゃなくて、「もう一度つながりなおす機会」なんだ。
そんな時は、こんなことを試せるかもしれないね。
- まず、何が起きているか、言葉にしてみる 「なんだか今、話がかみ合わなかった感じがしたね」みたいに、優しく口に出してみる。 相手を責めるんじゃなくて、二人の間で起きていることを共有する感じだよ。
- 自分にできることを考えてみる つながりが切れたと感じた時、自分にも何かできることがあったかな?と考えてみる。 例えば、「ごめんね、今あなたが言ってくれたことに対して、ちょっと気持ちがざわついちゃった」みたいに、自分の状態を伝えてみるのも一つの方法だね。
- 相手の気持ちを尋ねてみる 「何か、わたしの言ったことで気になったこと、あったかな?」と、好奇心をもって尋ねてみる。 相手の世界を尊重しながら、もう一度歩み寄るきっかけになるかもしれない。
3. 「つながり」は意図的なピアサポートの土台
どうしてこんなに「つながり」がたいせつなんだろう?
それは、「つながり」が、他のすべてのことの土台になっているからなんだ。
安心できるつながりがあるからこそ、わたしたちは自分の世界観(どうしてそう思うようになったのか)を探求したり 、お互いに対等な関係(相互性)を築いたり 、そして、望まないことから逃げるんじゃなくて、望む未来へ一緒に向かっていくことができるんだ。
「つながり」は、一度作ったら終わりじゃなくて、育てていくもの。まるで植物に水をあげるみたいに、毎日少しずつ、お互いに心を寄せ合うことで、もっと深まっていくんだね。
さいごに
ここまで一緒に考えてくれてありがとう!
「つながり」は、特別な技術というより、「あり方」そのものなのかもしれないね。完璧じゃなくていい。つながりが切れたことに気づいて、また結びなおそうとすること。その意図を持つこと自体が、希望なんだと思う。