東京WRAP

大人発達障害の診断にいたる過程

発達障害の自分の困り感はひとそれぞれ、脳の障害とも言われており、そう考えると理解できる部分も増えます。

コミュニケーションができないと言っても、会話が成立しないレベルなのか、相手の顔から表情を読み取れないのか、相手のしぐさからたくさんの情報を引き出し、一杯になっているのかはわかりません。
同じ発達障害でもコミュニケーションができない理由はさまざまで、発達障害という名前で、理解がおわるのではなく、個別にフォーカスをあてていく必要があります。
例えば、WAISでもある程度わかるところがあります。
human.tsukuba.ac.jp/~dairoku/materials.html … WISC-Ⅲプロフィール分析表を使うと、自分は不安障害の強さと計画能力の欠如が読み取れる
用語解説 – https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AhEP1RIgT-hCdDNvbmJnRVE0QTNDY1Z6UG5hQkk4Rnc&usp=sharing … これで補足して、弱い部分を見てみましょう。
私の場合、符号が低いため、不安障害や計画能力に著しい欠陥が見受けられます。
不安については未知のものにたいして、発生するケースが多く、本で読みかじった森田療法で今発生している不安は未知のものだからで、本当に不安があるわけではないと自分にいいきかせて取り組む。
計画能力が低いのはあきらめて、障害者雇用で支援者にお願いしている部分です。
他にも仕事の適職を探している方には下記のGATBが自分の困り感に役に立ったという方はいます。GATBで自分が苦手な仕事を把握できたという人は多いので、一度受けてみるのもいいかもしれません。
仕事能力把握に向けた新たなアプローチ ―研究開発の動向、評価の現状、職務の共通性からの検討―  http://www.jil.go.jp/institute/chosa/2011/11-088.htm … 興味深い
ただ、上記の方法では見つからない困り感もあります。それらはさらに当事者研究や森田療法、マインドフルネスなどを用い、自己理解を進めていくしか方法はないようです。
何か良い方法があればお教えください。

WAIS 確定診断の内容分析から自己理解促進

確定診断時に受けるWAISはウィキペディア「ウェクスラー成人知能検査」ウィキペディア「ロールシャッハ・テスト」を見たらある程度概要がつかめると思います。なので、ここでは割愛いたします。(^^;

薬も治療方法もないのに診断して何になるという意見も多いですが、WAISの結果でご自身の弱点・強みを知ることは悪くないと思います。
そして、その後、WAISをどう解釈して、自分の傾向を把握するかが重要だと思います。特に私は視覚優位か聴覚優位かを把握することは重要だと考えています。例えば、どちらが得意かで仕事の指示出しの仕方を変えて頂く必要がある場合があります。視覚優位ならメール、聴覚優位なら、口頭などによる指示です。

WAISの結果を解釈するのに役立つ資料を掲載しておきます。

解釈例1.軽度発達障害の支援に生かすWISC-Ⅲ知能検査の解釈

解釈例2.「WAIS-Ⅲの解釈の手順」
解釈例3.WISC-Ⅲ 群指数の結果を支援につなげるために

クリックして246-1.pdfにアクセス

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クリックして246-4.pdfにアクセス

http://www.edu-c.pref.nagasaki.jp/C-Web/0246/246PDF/246-5.pdf (重要)
http://www.edu-c.pref.nagasaki.jp/C-Web/0246/246PDF/246-6.pdf (重要)

さらに詳しく知りたい人は「日本版WAIS‐3の解釈事例と臨床研究」があります。高いので図書館で借りましょう~。もしくはNeccoにおいてありますので、そちらをご覧になってください。
最後の付録が一番参考になると思います。
最後の付録が一番参考になると思います。

発達障害について身内にどう伝えますか

ご自身が発達障害と気付いてから、身内、特に親や兄弟にどう伝えるかで困っている人が多いです。
実際に困っている人が親や兄弟に伝えた方法を下記に列記しますね。

1.発達障害支援センターに一緒につれていく
伝えたい人を連れて行って、支援者に説明していただきます。

2.かかりつけの医師に説明してもらう
障害の説明、自分自身の状況を医師から説明していただきます。

3.医師に手紙を書いてもらう
医師に伝えたい人宛の手紙を書いて頂きます。もちろん書いて頂く内容はご自身の状態です。

私が実際に支援者の方に聞いたケースは以上の3つになります。

発達障害とわかったら~

 発達障害とわかったら、ショックであるけど、日常生活は続いていくわけで、日常生活をどう対応するかが重要となります。

まずはお金です。お金を得るためには働かないと難しいですよね。生活保護などもあります。障害年金もあります。
もし働く場合はクローズで働くか、オープンで働くかですよね。

クローズとして働く場合でも支援は受けられますので、早めに地元の支援団体と相談しましょう。
早めに職業訓練施設で苦手分野を洗い出してください。もしご自身の精神面が強いとお思いなら、バイトで苦手分野を探すのもありですね。
後、クローズで働くときに地元の支援団体からどれだけ支援を得られるかを確認しましょう。

オープンでするなら、クローズと同じで地元の支援団体相談ですね。ご自身の適性がどの仕事に向いているかを確認することも必要ですしね。 オープンで働く方は精神障害手帳を取得しましょう。それがないと、オープンで働くのが難しいです。

また、他にも働かないという選択肢もあります。
地元の当事者会で情報収集したり、地元の支援団体と相談して、どうしていくかを決めましょう。

 

東京で発達障害 診断にかかる時間を短縮できそうな病院

まず、下記の資料で準備できるものは準備をして診断を受けましょう。
・母子手帳
・3歳児検診などの資料
・幼稚園、保育園などの連絡帳
・小学校、中学校、高校の通信簿
・卒業文集など(たまに日本語がかなりおかしい人がいます。私です(^^;)

論より証拠なので、こういうものを準備しておくと診断がスムーズに流れますよ。

2011年5月6日現在予約がすいている病院をご紹介します。
下記の医院ですね。まだ出来たばかりなので、比較的すいております。

  1. 慶應義塾大学病院(新宿)
  2. 東京慈恵会医科大学附属病院(港区)
  3. 東京大学医学部附属病院(文京区)
  4. 東京女子医科大学病院(新宿区)
  5. 大井町こころのクリニック(品川区)
  6. 本郷東大前こころのクリニック(文京区)
発達障害者の実績はないのですが下記の病院には系列病院や成人発達障害の学術論文を書いた人がいます。
  1. 東京慈恵会医科大学附属第三病院(狛江市)
  2. 医療法人社団 慈雲堂内科病院(練馬区)

手帳取得を視野に入れている人は下記の方法があります。
初診日から6ヶ月たたないと、手帳申請は出せません。6ヶ月ぐらい先の予約してから順番に対応すると、1年先に手帳を申請することになるので、まずは初診日を早める方法です。
東京慈恵会医科大学附属病院(港区)のサテライトでまず受診しましょう。例えば、 晴海トリトンクリニックが比較的すいています。1ヶ月以内に予約が取れます。そこで簡単な問診を受けましょう。その後、確定診断のご相談をすれば、4ヶ月ぐらい先に本院の確定診断の予約が取れます。それから本院で再度問診し、確定診断に入ります。確定診断の報告を聞くころには晴海トリトンクリニックの受診日から6ヶ月たっており、手帳申請ができるようになります。初診日をかなり早めにもってこれるのでこれであれば、診断を待っている時間を短縮できると思います。

また、ご自身の症状だけ把握されたい人は臨床心理士がいるWAISテストができるカウンセラーのところに行きましょう。診断にはなりませんが、ご自身の症状は把握できます。

精神障害者保健福祉手帳の申請手順

病院で確定診断を受ける、または受けた人で、手帳を申請したい人は多分下記の方法で進めることになります。

1.市区町村役所障害課にいく
「精神障害手帳申請に必要な書類をください。」と担当窓口にお願いし、必要書類を頂きます。

2.病院に申請書類をお願いしに行く
確定診断の内容を書いていただくだけなので、そんなに時間がかかりません。
確定診断前に渡しておいたほうが手続きの期間を短縮できます。
ただし、初心日から6カ月後の日付以降にもらってください。そうしないと差し戻しになりますよ~

3.必要書類を集めます。
自分で書くもの、役所でもらうもの、病院からもらうものがありますから、ご確認ください。

4.再度市役所にいきます
必要書類を申請し、2~3ヶ月結果の連絡を待ちます。

取れなかったら、再度相談してから、医者が無理だといった場合、病院を変えて再申請する人が多いです。

大人の発達障害のサバイバルガイド

大人の発達障害のサバイバルガイド を作成いたしました。

今まであった当事者たちの事例をまとめております。

絶対的なものではないので、ご参考程度にお読みください。

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