毎日暑い日が続くと、なんだか心も体もバテてしまいますよね。そんな日本の夏を少しでも快適に、そして元気に乗り切るためのヒントが、元気回復行動プラン（WRAP）の「元気の出る道具箱」という考え方です。
夏の「元気の出る道具箱」ってなに？
難しく考える必要はありません。これは、「自分が元気でいるため、また気分がすぐれない時に元気になるために使える、あなただけの工夫や活動のリスト」のことです。
特に、うだるような暑さが続く7月〜8月は、夏ならではの「道具」を意識して集めておくのがおすすめです。ほとんどの道具は、
簡単で、安全で、お金をかけずにできるものばかりです。
あなただけの「夏の道具箱」を作るためのヒントをいくつかご紹介します。
道具箱のヒント：どんなものを入れればいいの？
1. 体を「涼しく」する道具 🧊
まずは、物理的に涼しくなって心地よさを感じる工夫です。
- 冷たいシャワーを浴びる: さっぱりして気分転換になります。
- 涼しい場所へ避難する: 図書館やカフェ、ショッピングモールなど、エアコンの効いた場所で少し過ごすだけでも楽になります。
- 冷たい飲み物や食べ物を楽しむ: 冷たい麦茶、アイスクリーム、かき氷、スイカなど、夏ならではの美味しいもので涼みましょう。
- ひんやりグッズを活用する: 冷却シートや冷たいタオルを首に巻くだけでも、ずいぶん違います。
2. 心を「落ち着かせる」道具 🌿
夏の気だるさやイライラした気持ちを、穏やかにしてくれる工夫です。
- 好きな音楽を聴く: ゆったりした曲や、お気に入りの夏ソングで気分を変えてみましょう。
- 風鈴の音に耳をすませる: チリンという涼しげな音は、心を落ち着かせてくれます。
- 何にもしない時間を作る: 涼しい部屋でゴロゴロしたり、ぼーっとするだけの贅沢な時間も大切です。
- 深呼吸や簡単なストレッチをする: 体の緊張をほぐすと、心もリラックスします。
3. 夏を「楽しむ」道具 ✨
せっかくの夏だからこそ、楽しめることを見つけてみましょう。
- 朝や夕方の涼しい時間に散歩する: 日中の暑さを避け、気持ちの良い風を感じながら歩いてみましょう。
- 夏らしい映画やドラマを観る: 涼しい部屋で、夏がテーマの作品に浸るのも楽しいものです。
- 簡単な創作活動をする: 絵を描いたり、塗り絵をしたり、粘土をこねたり。集中できる時間は良い気分転換になります。
- 日記や手紙を書いてみる: 静かな夜に、自分の気持ちを書き出してみるのもいいかもしれません。
4. 人と「つながる」道具 📞
誰かと話すことで、気持ちが晴れることもあります。
- 友人や家族に電話する: ちょっとしたおしゃべりが、心を軽くしてくれます。
- 涼しい時間帯に誰かと会う約束をする: 無理のない範囲で、人と会う計画を立ててみましょう。
大切なのは「あなただけの」道具箱であること
ここで紹介したのは、あくまで一例です。大切なのは、
あなた自身が「これは自分に合っているな」「これをすると少し気分が良くなるな」と感じるものを見つけることです。
「今日はどの道具を使ってみようかな？」と、道具箱を眺める時間も、自分をいたわる大切な一歩です。ぜひ、あなただけの「夏の元気の出る道具箱」を作って、この夏をすこやかに乗り切りましょう！